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アコンカグア、コラム2〜メディカルチェックと高山病対策〜

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アコンカグアでは、高山病を予防するためのメディカルチェックがあります。
コンフルエンシアからBCに登る前に1回、BCのプラザ・デ・ムーラスから上部キャンプにテントを移動する前に2回、合計3回の診断が必要です。

ドクターに呼吸や血圧を診てもらった後、パルスオキシメーターで血中酸素濃度(SpO2)と脈拍を測ります。

これらの数値や症状が良くないと、翌日の上部キャンプへの移動を止められたり、最悪の場合下山を命じられたりします。
アコンカグアでは毎年高山病による不幸な事故が後を絶たないので、その予防のための措置です。

ちなみにパルスオキシメーターで測ったぼくの血中酸素濃度の数値は、
コンフルエンシア・・・93
BCムーラス(初日)・・・88
                 (3日目)・・・91
でした。90台はとても優秀な数値ですが(自分で言うのもなんですが)、C2のニド・デ・コンドレス(5,500m)に行ってから3日間は頭痛に苦しみました。逆にもっと数値が低くても体調の良い人もいます。

なので、この数値もあくまで参考の一つ。最終的には自分で自分の身体と向き合いながら高度順応の具合を判断して高度を上げ下げしていくことが大事だと思います。

ちなみにぼくが高度順応の進み具合を判断するのに参考にしたのは、山本正嘉氏の『登山の運動生理学とトレーニング学』(2016年に増補改定版)という本です。
※常念小屋の小屋番Sさんから薦めて頂き購入しました。

高度順応の進め方や判断基準・高山病予防方法(意識呼吸や歩き方)のほか、高度順応を済ませてから一度BCに下って休むことが登頂率を高める
といったかなり実践的な内容まで記されています。アコンカグアを登る上でとても参考になりました。
※安価な本ではないですが、高所登山以外の項目も非常に内容が濃い、おすすめの一冊です。

ともかく高山病対策は、アコンカグア登山の核心の一つ。何らかの準備をして臨まれるとよい結果につながると思います。


アオト

コメント
みさん
そうなんですよ。
大事なものは数値では計れないんですよね。
  • アオト
  • 2018/03/01 11:11 PM
そうそう、このオキシメーターの数値がクセモンなんだよなぁ

数値と体調が結構合わないんだよなぁ
  • 2018/03/01 10:49 AM
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