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最近あった2件の遭難ヒヤリハットについて

最近、《登山者の方が小屋までたどり着けず、登山道上でビバークをされる》ということが立て続けに2件ありました。

夏山シーズンを迎える前に、注意喚起のため事例として紹介させていただきます。

〈事例1〉女性2人パーティー
登山コース...広河原〜白鳳峠〜地蔵岳
出発時間...11:30ごろ
鳳凰小屋まで届かず暗くなったため、稜線でビバーク。翌朝7:30に鳳凰小屋に到着。

〈事例2〉台湾人女性4人パーティー
登山コース...青木鉱泉〜ドンドコ沢コース
出発時間...14:00ごろ
インターネットで「ドンドコ沢コースを3〜4時間ほどで登れる」という情報を目にし、入山。しかし、実際は6時間以上かかるコース。小屋までたどり着けず、途中でビバーク。翌朝、疲労困憊で小屋に到着。

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いずれの場合も出発時間がきわめて遅いことが小屋に到着できない原因になっています。

《白鳳峠コース》《ドンドコ沢コース》は、どちらも登り6時間以上。険しい急登と大きな段差が続く体力を要するコースです。
体力と時間に十分な余裕を持って歩かれてください。

⊇佝時間が遅くなる方は《燕頭山コース》を!
体力に自信がない方や、どうしても時間に余裕が無いパーティーには、《御座石鉱泉からの燕頭山コース》をおすすめしています。
コースタイムは登りで5時間半、下りで3時間半。急登はありますが、どなたもそれほど違わない時間で登り下りされているコースです。

また雷や雨など天気が崩れる場合にも、稜線や沢のコースよりも、森に囲まれた尾根を登る《燕頭山コース》の方が安全性が高いです。


インターネットの情報には注意が必要です!
近年、ヤマレコやYAMAPなどインターネットの情報を参考に登山される方が増えました。手軽に最新の情報を得られます。

ただし便利な反面、注意も必要です。《ガイドブックなどと違い、一般向けには書かれてはいない》からです。

たとえば《ドンドコ沢コース》。日帰りやトレイルランニングの方がよく歩かれるので、とても短い時間でコースタイムが記載されています。3時間や4時間。時には2時間以上という記録も見当たります。
しかし、実際は多くの方は鳳凰小屋まで登るのに6時間以上かかります。

インターネットの情報だけをうのみにせず、実際のパーティーの体力や時間、天気の状態などをふまえて、余裕を持った安全登山を心がけられてください。


アオト

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