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日光白根山に行ってきました(後編)

日光白根山、弥陀ヶ池ルートの2日目です。


風とスノーシャワーの一夜が明け、目を覚ませば澄んだ青空が広がっていました。風はありますが、絶好の登山日和です。


朝食をお腹に収めて、日光白根の頂きへ出発。


樹林帯は足首〜すねくらいのラッセルでしたが、

森林限界を超えると、アイゼンの刃が小気味よく刺さるようになりました。気温はマイナス10℃くらいでしょうか。

時おり風が雪のつぶてを運んで来ては右のほおに打ちつけます。その痛みに耐えながらの進軍です。


前白根山が姿を現しました(中央)。右奥には男体山、女峰山、太郎山と奥日光の名峰たち。未踏の山々をこれだけ近くに眺められるのはうれしいことです。特に尖った女峰山の山容は印象的でした。


…と、ここでルート取りを間違えてしまいました。夏道から外れて一本左の沢へ。


なかなかの傾斜の部分が出てきました。

「引き返しましょうか?」とつとむさんに声をかけると、すぐに「行きたいです」と力強い返事が返ってきたので、進むことにしました。

ピッケルをダガーポジションに持ち替え、両足ともフロントポインティング(前爪を雪面に刺し込ん)で無事突破。


ちなみに↑の写真は下山時に夏道を下っているところです。ここもなかなかの傾斜でしたが、登りで通ったルートはさらに傾斜が強く緊張感がありました。


高度感のある登りを乗り越えて山頂に到着。喜びもひとしおです。

山頂には菅沼ルートを登って来られた地元の方おひとりだけ。静かな山頂を楽しみました。


山頂には立派なエビのしっぽ。


雲の中から尾瀬の燧ヶ岳(ひうちがたけ)が姿を見せました。日光白根から見ると双耳峰の穏やかな山容です。


この日は、至仏も上州武尊も谷川もずっと雲の中でした。やはり日本海に近い山はアウトでしたね。直前で日光白根山に変更したのが見事に当たりました(*^^)v


夏道を慎重にクライムダウンして、イグルーに帰って来ました。


荷物を整えて下山すると、


リフト乗り場では、昨日ガスで見えなかった日光白根山がぼくたちを見送ってくれました。


こうして初めての日光白根山のイグルー山行は終了。イグルー泊・ラッセル・ルーファイ・アイゼンワーク・強風・好展望と、冬山の要素が短いルートの中に見事に詰まったとてもよい山でした。


ひとりで歩く山も好きですが、仲間と行く山は思わぬ刺激を受けられてよいものです。よい山よい仲間に感謝です。



アオト


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