鳳凰小屋の先輩、佐藤さんに献花・献杯するため、日向山(ひなたやま)まで行って来ました。今年は錦滝近くの日当たりの場所を会場としました。
小屋仲間の田口さんが赤岳鉱泉からの帰りに一緒に来てくれ、佐藤さんとの思い出話をしたり、最近の山の話をしたりして、にぎやかなひと時を過ごしました。
今年は鳳凰小屋建て替えの一年になります。順調に工事が進むよう見守っていてください。
(青砥)
]]>観音岳からの日の出と富士山
雪をまとった地蔵岳のオベリスク
2名で夜叉神峠から入山。身体を押されるくらいの強風の中、何とかがんばって地蔵岳まで行き、御座石温泉に下山しました。
【登山道情報3/17】
・「夜叉神峠〜観音岳」はよく人が入っていて、特に問題無かったそうです。
・「観音岳〜地蔵岳方面」に向かうと、トレースがめっきり少なくなります。
・「地蔵岳〜御座石温泉」は彼らが下山で通ったので、今のところトレースがあります。
雪が降ったばかりだったため、「燕頭山より上」の雪の深い箇所でワカンを使用したそうです。
※3〜4月にかけての南アルプスは、南岸低気圧が来て雪が降ると、山の状況が一変します。
雪の状態も、気温が上がれば踏み抜きが多くなり、気温が下がればカリカリやツルツルになったりと、刻々と変化します。
天気予報を参考にしながら、十分な準備をして登ってください。
写真...熊崎陽介
文...青砥
]]>暖かい日差しの中、満開の菜花にモンシロチョウが飛んできた。今年初めて見ました。昨日、今日と春を感じる。花粉も沢山飛んで来てくしゃみ出てきて。
細田倖市
]]>今日は風が強いが暖かい天気です。蕗の薹を初収穫しました。昨日鳳凰三山から御座石温泉のトレースがあきました。この所の降雪量でラッセルが大変だったとのことです。
細田倖市
]]>
雲取山と言えば、鳳凰小屋では常連の千葉さんの行きつけの山になっています。
千葉さんは、夏の間は毎週末東京から鳳凰小屋に通って来てくださる方なのですが、冬は毎週のように雲取山に通っていると聞いていました。
「雲取山の何が千葉さんをそんなに引き付けるのだろう?」
十年来の疑問を晴らしに、雲取山を訪れました。
〜雲取山からの富士山〜
まず何よりも素晴らしかったのが、稜線からの富士山です。
雲取山の稜線から見る富士山には、普段の鳳凰三山から見る富士山とは異なる感動がありました。(隣の芝生が青く見えるのもあるかもしれませんが。)
特別に格好よく感じた理由は二つあります。
一つは、吉田大沢の崩壊地です。雲取山から見る富士山は、吉田大沢が正面の山頂付近から左斜め下に走っています。これは鳳凰三山から見るとあまり目立たない部分です。
この部分が富士山のシンメトリーにほどよいアクセントを加え、立体感を際立たせているのだと感じました。
もう一つは、富士山の手前に広がる山並みです。
大月の秀麗富嶽十二景、飛龍山へときれいに伸びる天平・ミサカ尾根、大菩薩嶺も甲府側とは違ったキレのある山容がとても素敵です。
これらの山並みが富士山の前景として広がっていることで、富士山に遠近感が加わっています。
こうした景色はよくありそうでいて、意外と目にすることが少ないようにも思います。(奥多摩山域の経験が少ないので一般的だったらすみません。)
〜思い出の南アルプス〜
雲取山の稜線からは、南アルプスの山々もよく見えています。個人的にはこの景色が本当に素晴らしかったです。
飛龍山の奥には、右から甲斐駒、仙丈、鳳凰、白峰三山、塩見、悪沢、赤石、聖、上河内。光岳を除く南アルプスのほぼオールスターが立ち並びます。
さらに南には笊ヶ岳、大無間山、山伏なども。少しマニアックですが、いずれもとても良い山です。
(※北岳〜農鳥岳の白峰三山は、飛龍山に隠れやすいですが、角度を変えると見ることができます。)
南アルプスの山々をこれだけ一同に望める場所は、私は他に金峰山くらいしか知りません。
これら南アルプスの山々を眺めていると、それぞれの山を登った時の記憶や感情が呼び起こされます。
「あの山は死ぬほど大変だったなあ」
「あんな山はもう二度とやれないだろうなあ」
「ほんと行ける時に行けて良かった」
「あそこの山ならまだチャンスあるかも」
「あそこはまだ行ってないから行ってみたい」という具合です。
南アルプスの山は、登った回数こそ少ないものの、当時の自分の全てをぶつけて挑んだ山がいくつもあり、どうしても思い出によるフィルター補正が強くかかってしまいます。
山はできるだけ新鮮な気持ちで登りたいと思っていますが、こうして過去の山行の記憶を重ねながら、登ったり眺めたりするのも良いものですね。
南アルプスは一つ一つの山が大きく険しく、アクセスも大変なことが多いです。その分記憶に強く残りやすいかと思います。皆様もぜひ機会を見つけて登ってみられてください。
最後になりますが、同行者の鳳凰小屋お手伝いスタッフの松ちゃんと友人の石くんと。
反省点もありましたが、おかげさまで素敵な山を知れた山行でした。また訪れたいと思います。千葉さんもいいきっかけを下さってありがとうございました。また鳳凰小屋でお会いしましょう!
写真…松ちゃん、石くん、青砥
文…青砥
]]>町から今朝の鳳凰三山です。
昨日の南岸低気圧の直撃で、山の上では30〜40cmほど雪が積もったと思います。今週末はきれいな雪山が楽しめそうですね。
3月の鳳凰三山は、悪天候や降雪でトレースを見失い、遭難に至った事例もあります。
町は春めいて来ましたが、山はまだ冬山です。十分注意して登ってください。
(青砥)
]]>2月中旬に韮崎市円野町の恒例行事、延命厄除け地蔵尊のお祭りに参加してきました。
このお祭りは、江戸時代中期から約300年続く伝統のある行事です。
本堂に安置されている延命厄除け地蔵尊には、2月14日の一日だけ耳を開き、
善男善女の願い事を聞き入れ、厄難から逃れさせてくるという言い伝えがあります。
鳳凰小屋の新しい建物が順調に無事完成するようにと、
細田倖市オーナーご夫妻と私の3人で心を込めてお参りして来ました。
写真…細田倖市
文…青砥
]]>今年も細田倖市オーナーと渓流釣りに行って来ました。
釣りをしながら野山を歩き、足腰を夏山仕様に整えるのが 細田オーナーの毎年のルーティンです。
細田オーナーは今年で83歳、山小屋66年目を迎えました。
今年も山に登ります。今シーズンも鳳凰小屋をよろしくお願いいたします。
(青砥)
]]>ずっと9月とは思えない高い気温が続いていましたが(朝方11〜14℃)、ついに今週末から気温が落ちそうです。
予報を見る限り、
早朝で8〜10℃
くらいまで冷え込みそうです。
(※しっかり晴れると放射冷却の影響でもう少し冷える可能性もあります。)
今週末から来週月火あたりに山に登る方は、朝夕の寒さに備え、ダウンなどのある程度しっかりした防寒具を用意されるといいと思います。
?【最近の天気】
先週末の三連休から週の前半はいいお天気が続きました。
9月17日(日)
雲海から現れる御来光
富士山@観音岳
地蔵岳&甲斐駒ヶ岳
ホウオウシャジンの花。終わりかけですが、まだ少し咲いています。(以上、山岸さん撮影。ありがとうございました!)
9月18日(祝)
御来光
シルエットオベリスク@赤抜沢ノ頭
朝焼けの白峰三山
地蔵岳
雲海に浮かぶ富士山
タカネビランジの花も、ごくわずかですが見掛けられます。(以上、小田切さん撮影。ありがとうございました!)
?【先週末のスタッフ紹介】
先週末は、いつもの4人(波さん、ふみこ氏、伊藤くん、あおと)と千葉さんに加え、今年のGWに手伝いに来てくれていた角田くんの計6人でお出迎えさせていただきました。
今週末も日曜は朝からお天気に恵まれそうですね。皆様のお越しをお待ちしております。
(あおと)
]]>9月に入ってからも、毎朝のように晴れていいお天気が続いている鳳凰三山です☀
特に最近は雲海が見事です☁☁☁
↓今週の写真をまとめてご紹介します。
9月10日(日)
雲海の上の富士山@富士見岩
雲海にぽっかり八ヶ岳
9月11日(月)
この日は鮮やかに焼けました。
@富士見岩
その後、稜線では大きな虹が掛かりました🌈
写真だと分かりにくいですが、二重になっています。(お客様提供)
9月13日(水)
雲海と富士山@観音岳
朝焼けの北岳(以上、松原くん撮影)
9月14日(木)
富士山@富士見岩
以上です。10時頃になると、雲海からガスが湧き上がって来ますので、ぜひ眺望のよい早朝に稜線へお出掛けください。
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?【最近の気温】
早朝…10〜14℃
日中…15〜20℃
今年は残暑厳しく、例年に比べて温かい日が続いています。晴れて天気がいいと、爽やかで過ごしやすいです。
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?先週末のスタッフ紹介
先週末のスタッフです。
いつもの4人(波さん、ふみこ氏、伊藤くん、あおと)、いつもの千葉さん、熊川くんの6人でお出迎えさせていただきました。
三連休もお天気に恵まれそうでよかったです。皆様のお越しをお待ちしております。
(あおと)
]]>築53年を迎えた鳳凰小屋の宿泊棟を、このたび建て替えることにいたしました。
■今シーズンの営業最終日は、10月9日(祝)。
■その後、建て替え工事に伴い、宿泊棟・テント場・冬季小屋が2024年秋頃まで使用できなくなります。
■本館(宿泊棟)
築53年。今年の営業終了後に解体予定です。
■冬季小屋
宿泊棟と一緒に解体予定です。今冬はご利用いただけませんので、ご注意ください。
■テント場
重機や資材を置く場所になるため、2024年秋頃までご利用いただけなくなります。
以上です。ご不便をお掛けいたします。何とぞご承知おきください。
(鳳凰小屋)
]]>先日、南御室小屋管理人の小林さんから、
「高嶺の登山道整備に行きませんか?」
とお誘いをいただいたので、久しぶりに高嶺まで登山道整備に出掛けて来ました。
■高嶺周辺の登山道まとめ■
先に広河原〜白鳳峠〜高嶺〜地蔵岳の登山道について、情報をまとめます。
?【地蔵岳〜高嶺間は整備完了】しました。
帰り道に南御室小屋さんと一緒に「高嶺〜赤抜沢ノ頭(地蔵岳)」のヤブを刈っておきました。高嶺山頂まで問題なく通っていただけます。
?【広河原〜高嶺の登山道はまだまだヤブに覆われた区間が多く残っています。】今回の整備完了はほんの一部です。通行には十分注意してください。
?【高嶺→白鳳峠への下り始めは、かなり急で注意が必要】です。
↑転倒すればケガは必至の箇所があります。下りは絶対に転ばないように注意して通行してください。
?【広河原からすぐの急登でも転倒事故が多いです。】こちらも十分注意して通行してください。
?静かで南アルプスらしい登山道です。
以上のように注意を要する道ですが、同時に静かで景色に優れた登山道です。体力や経験に自信のある方はぜひ歩いてみられてください。
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以下、登山道整備&高嶺周辺についての記事です。この日は景色も抜群でした。よろしければご覧ください。
8月30日(水)
↑高嶺へ向かう南御室小屋&鳳凰小屋一行。
南御室小屋からは小林さん親子、鳳凰小屋からは波さんと私の計4人が参加しました。
この日は雲海が一面に広がる、きれいな朝。
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とても個人的な話ですが、稜線に出掛けたのはなんと50日ぶりでした。今夏はせわしかったので出掛けられず、久しぶりの稜線散歩になりました。
ちなみに「この前、稜線に出掛けたのは?」と思って調べてみると、7月11日。転職の節目に訪れてくれた小屋の仲間Kさんが一緒でした。この日もいい山でした。
Kさんは今は転職先の仕事が忙しく、なかなか鳳凰小屋の手伝いには来られなくなってしまいましたが、新天地での活躍を祈っております。
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さて、本題に戻り、高嶺へ向かいます。
地蔵岳@賽の河原より
地蔵岳@赤抜沢ノ頭より
北岳@赤抜沢ノ頭より
目指すピーク、高嶺が見えました。(写真中央)
高嶺手前のコルから、甲斐駒ヶ岳とアサヨ峰
甲斐駒ヶ岳の奥に北アルプスの山々がよく見えていました。
高嶺から見た地蔵岳。こちらから見ると、オベリスクの印象がずいぶん違います。
高嶺山頂付近。ここまで来ると、観音岳に隠れていた富士山が姿を現します。
高嶺山頂に到着です。
高嶺は、日本百高山の66位。日本で66番目に高いピークです。鳳凰三山の主稜線から少し外れているので、人通り少なく、南アルプスらしい静かな山頂を楽しめる山頂です。
鳳凰小屋スタッフにとっては、大先輩のよしきさんが大好きだった山なので、時々ご挨拶に来させてもらっています。
↑この日は、ご焼香の後、よしきさんの好きだった諏訪の日本酒「真澄」を献杯させていただきました。
(真澄は、常連の坂部さんより頂戴したものです。坂部さん、ありがとうございました。)
※後日、小屋のみんなで、よしきさんの奥様から送っていただいた焼き菓子を美味しく頂戴しました。いつもありがとうございます。
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さて、登山道整備のため、高嶺山頂から甲斐駒ヶ岳・白鳳峠方面へ下りて行きます。
正面に甲斐駒ヶ岳が美しいです。
「高嶺〜白鳳峠」の登山道は、【ハイマツなどの木々が登山道をふさぐように覆いかぶさっている状況】です。
今回は下見を兼ねて、その一部を整備しておきました。
その?
一番急な箇所です。転んだら危ないので、ザックが引っ掛からないよう、枝を払っておきました。
↓
その?
ここも枝を払い、登山道を明瞭に。
↓
その?
こんなふうに木々が道をふさいでいる箇所がたくさんあります。
↓
帰りながら、高嶺山頂周辺の枝払いも行いました。
以上です。長文お付き合いいただき、ありがとうございます。
南御室小屋の小林さんたちもお疲れ様でした。またよろしくお願いします。
(あおと)
]]>?【台風の登山道への影響は無さそうです。】
今日9/8(金)は、「台風の通過」と聞いて身構えていましたが、終日小雨で済みました。登山道に大きな影響は無いと思われます。
?【最近の気温】
朝方10〜12℃、日中15〜20℃
くらいです。
さすがに8月よりは2〜3℃涼しくなりましたが、例年に比べると、ずいぶん温かいです。
?【最近の天気】
9月は秋雨前線と台風の影響を受けて雨が降りやすいのですが、今年の9月は今のところ、いいお天気の日が多いです。
以下、【先週末から今週にかけての景色】です。
9月2日(土)
朝焼けの富士山
真っ赤に焼ける北岳@薬師岳
八ヶ岳とビーナスベルト
富士山@観音岳
(以上、通りすがりのお客様撮影)
9月3日(日)
朝の八ヶ岳方面
仙丈ヶ岳(以上、高見石小屋スタッフ宮原くん撮影)
地蔵岳と甲斐駒ヶ岳
薬師岳への稜線の先に浮かぶ富士山@観音岳
クジャクチョウ。上昇気流に乗って、何羽も来ていました。孔雀のように鮮やかな紋様を持っています。
(以上、週末スタッフ熊崎くん撮影)
9月5日(火)
富士見岩から富士山
木漏れ日に輝く登山道
9月7日(木)
黎明の八ヶ岳
(以上、スタッフ波さん撮影)
【最後にスタッフ紹介です】
先週末はこちらのメンバーでお出迎えさせていただきました。
・いつもの4人(波さん、ふみこ氏、伊藤くん、あおと)といつもの千葉さんと…
週末お手伝いに来てくれた熊崎くん(下ろし歩荷もお疲れ様でした)。計6人でした。
以上です。
9月なれど、相変わらずけっこういいお天気の鳳凰三山です。ぜひ機会を捉えて足をお運びください。
(あおと)
]]>2023年シーズンの営業についてご案内します。
(2023/9/7更新)※営業終了日を変更しました。
------------------------------------------------
◆営業日程
GW営業 : 4月29日(土)〜5月7日(土)
週末営業 : 5月13日(土)〜6月11日(日)
※平日のご宿泊は、お電話にてお問い合わせください。
本営業 : 6月16日(金)〜 10月9日(祝)
※今シーズンは、本館の建て替え工事に伴い、営業日程を短縮させていただきます。
11月週末営業︰無し
諸事情により、予定が変更になることもございます。ご了承ください。
------------------------------------------------
◆小屋宿泊について
完全予約制となります。
【小屋宿泊をご希望の方は、必ずお電話でのご予約をお願いいたします。】
鳳凰小屋連絡所
0551-27-2466 (8時〜19時)
※ご予約が一杯になった場合、ご予約を承れないこともございます。何とぞご了承ください。
宿泊料金について
http://houougoya.jp/info/index.html
------------------------------------------------
◆テント泊について
↓こちらをご確認ください。
【2023年のテント場のご利用について】
http://blog.houougoya.jp/?eid=1215559
------------------------------------------------
◆売店について
・売店は通常通り営業しています。日帰りの方もご利用いただけます。
・空き缶やゴミは、お持ち帰りにご協力いただいております。お手数ですが、ごみ袋などお持ちください。ご協力お願いいたします。
↓売店情報
http://houougoya.jp/info/shop/index.html
------------------------------------------------
◆お食事について
・お食事は【夕食と朝食の2食とお弁当】をご用意できます。お昼の軽食は提供しておりません。
※少人数のスタッフで運営しているため、16時までに小屋に到着されなかった方には夕食を提供できません。必ず16時までのご到着をお願いいたします。
------------------------------------------------
◆寝具の貸し出しについて
・敷き布団・掛け布団・毛布・枕などの寝具をご利用いただけます。
★寝具が直接肌に触れないよう、
インナーシーツと、枕カバー代わりの
タオルや手ぬぐいをご持参ください。
・共有の寝具を使用されたくない方は、マット、寝袋(や枕)などをご持参ください。
------------------------------------------------
◆小屋からのお願い
?小屋内ではマスクの着用をお願いいたします。売店でマスクの販売は行っておりません。
?お湯の提供はしておりません。昔変わらず薪から手作業でお湯を沸かしているためです。お湯が必要な場合は、ガスバーナーをご持参いただくようお願いいたします。
?乾燥室はありません。ハンガーを貸し出して、宿泊スペースなどに干していただく形になります。強い雨が予想される場合は、着替えやタオル、靴に詰めるための新聞紙などをお持ちください。
?小さなエンジンで発電しているため、携帯電話などの充電ができません。モバイルバッテリーなどをご持参ください。また消灯時間も早めになることがあります。
?手洗いの徹底について
・トイレや食堂など共有スペースを利用する前後など、こまめに手洗いをお願いいたします。
?換気
・換気を徹底するため、部屋の窓を少し開放した状態にしている場合がございます。
------------------------------------------------
以上です。変更点がございましたら、当ブログにてお知らせいたします。
鳳凰小屋
]]>(2023/6/1更新)テント予約フォームへのリンクを追加しました。
◆鳳凰小屋のテント場について
・定員…約30張 (※幕営スペースには限りがあります)
・料金…一人2,000円
◆テント場のご予約について
?【4月29日(土)〜6月16日(金)】
ご予約無しでご利用いただけます。
?【 6月17日(土)〜10月9日(祝) 】
・土日祝日はご予約が必要です。
・平日は予約無しでご利用いただけます。
土日祝日は、テント場の混雑が予想されるため、必ずご予約をお願いいたします。
※8名様以上の団体は、予約指定日以外でも必ずお電話にてご予約をお願いいたします。
※予約指定日にご予約の無い場合は、小屋宿泊をしていただくか、テント泊をお断りさせていただきます。予めご了承ください。
?【営業終了後(10月10日以降)】
鳳凰小屋の建て替え工事に伴い、テント場のご利用ができなくなります。
ご不便をお掛けいたします。何とぞご了承下さい。
◆テント泊のご予約方法
以下のページより、予約フォームにてご予約いただけます。
ページ下部にテント泊の案内があります。
◆その他注意点
?ご予約の当日は、16時までに小屋に到着できるようにご計画をお願いいたします。
(特に混雑日は、16時以降になるとテントが動かせなくなり、テントを張れなくなる場合がございます。)
?ゴミ・空き缶などはお持ち帰りいただいております。ごみ袋などをお持ちください。
?小屋宿泊は、平日・土日祝とも完全予約制となっております。
◆テント泊Q&A
↓Q&Aをまとめました。いらっしゃる前の参考にご覧ください。
http://blog.houougoya.jp/?eid=1215567
鳳凰小屋
]]>ここ6年ほど演奏から離れていましたが、今年から演奏を再開することになり、トロンボーンを山に担いで来て練習しています。
山に響きわたるトロンボーンの音色(※奥は地蔵岳です)
先日は、第1回トロンボーン演奏会がありました。
この日は聴衆のみなさんのリクエストに応えながら、10曲ほど。
「山でプロの演奏が聴けるとはぜいたくだ」と、みなさん喜んでいらっしゃいました。
演奏会も練習も不定期ですが、もし鳳凰三山でトロンボーンの音色が聞こえたら、ぜひ耳を傾けてみてください。
追伸
最後に、「波さんの活動紹介ムービー」のリンクを貼ります。約12分の動画です。よろしければご覧ください。
(あおと)
]]>最近の天気は、
・朝はだいたい晴れ☀
・午後はだいたいガス☁
・時々、夕立ちがあります☔
・気温は、早朝で12℃前後の日が続いています。
以下、日記形式で先週末の鳳凰小屋の様子をお届けします。
8月26日(土)晴れのち夕立ち
早朝の富士山。真っ赤に焼けた空に不思議な雲が湧いていました。
地蔵岳&甲斐駒ヶ岳
青空の下の富士山🗻(以上、スタッフOGのこずえさん撮影)
洗濯物に止まる高山蝶、キベリタテハ。上昇気流に乗って姿を見せてくれました。
その後、夕方は一転して、強烈な夕立ちになりました☔
↑「てるてる坊主」と化した鳳凰小屋スタッフたちが食事を配膳中。
鳳凰小屋は屋外の水場で食器洗いをするので、雨の日はなかなか大変です。この日は雨が強すぎて水場の水がストップしてしまい、夜間の復旧作業に追われました。
8月27日(日) 雨上がりの日曜☀
翌朝は雨が上がり、きれいな青空が広がりました。本当に今年は早朝の晴天率が高いです。
観音岳山頂付近からの富士山
北岳・間ノ岳・農鳥岳(白峰三山)
地蔵岳
地蔵岳アップ(以上、ご宿泊の宮下さん撮影)
最後に先週末のスタッフ紹介です。
いつもの4人(波さん、ふみこ氏、伊藤くん、あおと)に、千葉さんと熊くんでした。
夕立ちこそあったものの、今週末もお天気に恵まれ、たくさんのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
(あおと)
]]>今年もホウオウシャジンが咲き出しました。
鳳凰三山にしか咲かない花です。地蔵岳など稜線の岩場に咲いています。
特徴は、
?岩場に咲く
?細長い葉っぱ
?鈴のような、小さな紫色の花
です。
※ちょうど今日、鳳凰小屋前でも咲きました。ぜひご覧ください。
・ヤナギラン(とアサギマダラ)
鳳凰小屋前でヤナギランの花も咲いています。
以前は鳳凰小屋の周りを埋め尽くすほど咲き乱れていたヤナギランですが、ニホンジカの食害と水害により激減しました。
現在、韮崎市と地元山岳会白鳳会の協力により鹿柵を設置し、少しずつ数を増やしているところです。
・タカネビランジ
鳳凰三山の夏の風物詩、タカネビランジです。
南アルプスにしか咲かない花です。他の山では白花が多いですが、鳳凰三山では濃いピンク色の花をたくさん咲かせます。
・シラヒゲソウ
花の先端に白いヒゲが生えているので、シラヒゲソウ。ウメバチソウの仲間です。
沢地形の湿った土地を好むこともあって、なかなかお目にかかることの少ない珍しい花です。
つぼみの状態も可愛らしいです。
・キタザワブシ
鳳凰小屋の周りのトリカブトは、キタザワブシだと言われます。
私はいつもこの花を見て、「小屋のスタッフたちにやさしくしないといけないな」と気を引き締めています(笑)
・クロクモソウ
こちらも湿地を好む花です。線香花火のような星型?の花をつけます。葉っぱが雲のような形で可愛らしいです。
・ヤマホタルブクロ
ホタルブクロの高山型です。昔の子どもたちは、ホタルブクロの花を摘んで、中にホタルを入れて行燈(あんどん)代わりにしたのだそうです。
・オトギリソウとコゴメグサ
黄色い花がオトギリソウ。白がコゴメグサです。
オトギリソウは夜はしぼんで、日が当たると花を開きます。
コゴメグサは漢字にすると「小米草」。お米のような小さく可愛らしい花を咲かせて群生します。
・ヤマブキショウマ
・トリアシショウマ
↑見分けが難しい2種類です。
?ヤマブキの方が先に咲く
?トリアシの方が花がふわふわ
?葉脈の線の入り方が違う
という3点で見分けられます。(けっこうマニアックです笑)
・ヤマハハコ
よく見ると、かわいく細かい花の造形をしています。
・ミソガワソウ
湿地を好む花です。たくさん生えるので、鳳凰小屋では雑草扱いの憂き目に遭っています。
・カイタカラコウ
この花も湿地を好みます。そろそろ終わり頃です。
・ミヤマアキノキリンソウ
夏の後半になると鳳凰小屋の庭にたくさん咲きます。
・キオン
昔はいくらでも咲いていたのですが、ニホンジカにほとんど食べられてしまいました。黄色い花にクモマベニヒカゲ(高山蝶)がよく止まっていたのですが…。
・ミヤマコウゾリナ
以上です。
他にヒメシャジンやセンジョウアザミなども咲き出しています。
ホウオウシャジンはこれからが見頃になるので、ぜひご覧になってください。
(あおと)
]]>今週末も台風の影響を免れて、いいお天気に恵まれました。山の日を中心に、たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。
8/11(祝)山の日@地蔵岳方面
(↑小屋泊の高校生、飛有くん撮影。また来てください。)
8/12(土)@観音岳方面
(↑テント泊の平野さん撮影。ありがとうございました!)
今週末のスタッフは、
・いつもの4人(トミちゃん、ふみこ氏、伊藤、青砥)に、沖縄から加入した波さん
・ほぼ毎週末登場の頼れる千葉さん
・約30年前のスタッフOB、わたなべさん一家4人
の計10人でお出迎えさせていただきました。
波さんと入れ替わりで、トミちゃんは役目を終え、今日下山しました。6月17日(土)からの48日間の鳳凰小屋生活、お疲れ様でした。
下山後のトミちゃんはアメリカに渡航し、2ヶ月くらいかけて自転車でアメリカを横断(?)します。
旅の無事と、よりたくましくなって帰って来ることを祈っています。
(あおと)
]]>↑現れたのは談話室。見つけた途端、「お邪魔しました〜。すたこらさっさ〜」とばかりに窓から出て行ってしまいました。
ヤマネは、山に棲む天然記念物の生き物です。「森の妖精」とか「生きた化石(※昔から変わらないため)」などとも呼ばれます。
昨シーズンは気配を感じながらも、一回も姿を見掛けなかったので、今年は元気な姿を見れてひと安心しました。
----------------------------------------------
さて、仕事終わりの消灯後。「次はいつ会えるかなぁ」とのんびりしていると、お客様が従業員部屋のドアをコンコンとノックする音…。
「あちゃ〜、おしゃべりの声が大きすぎたかな。お客さんごめんなさい」と思いつつドアを開けると、立っていらっしゃるのは男性の方。
「うちの奥さんの布団にネズミが出て、じっと座って動かないんです。何とかしてくれませんか?」
とのこと。
「じっとしてるネズミ?それは…」と思いつつ、そちらのお布団まで伺ってみると、小さな小さなヤマネが毛布の上に鎮座していました。
(なぜここを寝床に!?)
「このネズミが…」と怯える奥様に、「これはネズミじゃなくて天然記念物のヤマネですよ。ほら、背中にしま模様。シッポもふわふわです。とても珍しいんですよ。ラッキーでしたね」とご案内し、すぐさまヤマネを手のひらに包み込んで再び従業員部屋へ。
今年のスタッフは全員ヤマネを見るのが初めてで、「小さい」「かわいい!」と喜び驚いていました。
手乗りヤマネ その1
手乗りヤマネその2
のち、頭乗りヤマネになり、
そしてぼくの頭の上でうずくまって動かなくなりました(なぜそこを選んだの?笑)
10分後くらいに起き出して、頭をガジガジし始めたので(頭皮の危険を感じ、)窓から逃がして、この日はお別れとなりました。
まだまだ小さく、ヨチヨチ歩きのちびっ子ヤマネ。警戒心より好奇心が勝って、ぼくたち人間の前に姿を現したようです。
元気に育って、また姿を見せてくれるのを楽しみにしています。
(あおと)
]]>今回の週末もいいお天気に恵まれ、たくさんのお客様に鳳凰小屋にお越しいただきました。ありがとうございました。
〜週末のスタッフ紹介〜
今回は、
・いつもの4人(トミちゃん、ふみこ、伊藤、あおと)に加え、
・英国留学帰りの松ちゃん(写真中央)、
・3週ぶりの千葉さんと熊ちゃん(※写真を取り損ねました。)
の7人でお出迎えをさせていただきました。
〜夕食のカレーが完売〜
今回の土日はおかわりがたくさん出て、夕食のカレーが完売となりました。
鳳凰小屋のカレーは、おかわり自由。毎日手作りです。
たくさんおかわりいただけるよう、いつも10人前以上は多めに作っています。たくさんおかわりいただき、ありがとうございました。
〜先々週末のスタッフです〜
遅ればせながら、先週末のスタッフです。原ちゃんとなべちゃんが来てくれていました。
〜細田倖市オーナーは下山中です〜
細田倖市オーナーは、先週から一旦下山しています。お盆にお寺の用事を済ませて、9月後半にまた登ってくる予定です。82歳65年目のシーズンです。ぜひ会いにお越しください。
あおと
]]>先週末のメンバーです。
細田倖市オーナー、
スタッフ3名(ふみこ、伊藤、あおと)、
週末ヘルプのさっちゃん、
常連のカタギリさん
の6名で皆様をお出迎えさせていただきました。
先週末もお天気に恵まれ、多くのお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
(カタギリさん、たくさんの差し入れをありがとうございました🙏)
鳳凰三山は、相変わらず晴れの日が続いています☀
かれこれ、もう2週間くらいになったでしょうか。とにかく毎朝きれいな青空が広がっています。
(オーナーの熱血指導を受けながら、布団を干すスタッフの伊藤くん)
日中のお天気は、【ガス】が湧いたり湧かなかったり☁日に寄ります。
【夕立ち】は、今日まで全然降っていませんが、夏場は夕立ちがあるのが当たり前です☔
(天気予報にもよりますが)夕立ちの危険性が高まる15時より前に小屋に到着するようにされるがおすすめです。
夏の鳳凰三山は、とにかく朝の晴天率が一番高いです☀ぜひ景色のよく見える早朝に稜線まで登ってみてください。
あおと
]]>昨日、転倒事故がありました。
負傷者は、69歳の男性。場所は、地蔵岳から観音岳へ向かう稜線の岩場です。
下りで転倒して岩で腰を打ってしまい、何とか小屋までたどり着きましたが、打ちどころ悪く、翌日歩けなくなり、救急搬送となりました。
【余裕を持った登山計画をお願いします】
最近、小屋への到着が遅い方が多くなっています。中には暗くなる直前にへとへとになって小屋にたどり着く方もあります。
今は日が長い季節でもあり、たまたま遭難には至っていませんが、山小屋の者としましては、いつ遭難が起こってもおかしくない状況だと感じます。
今夏は暑い日が続き、いつも以上に暑さで体力を奪われます。
・水分を十分に持つ
・早朝の涼しい時間に高度を上げる
などの暑さ対策はもちろんのこと、
・きちんとした登山地図を見て、時間や体力に余裕を持った登山計画を立てていただくよう、今一度お願い申し上げます。
あおと
]]>三連休からなんと10日間ほど、毎朝ずっといいお天気続きの鳳凰三山です☀
夕立ちや雷雨も無く、
毎朝きれいな青空が広がり、
たくさんのお客様にお越しいただいています。
(「行き先だけ晴れ女」さんから地蔵岳のお写真頂きました。7/24朝撮影です。)
7月25日(火)の今日は、夏としては珍しく一日中晴れています☀
(※夏は気温が高く、日中はガスが湧いてくるのが常なので、けっこう珍しいことです。)
鳳凰小屋の主人は今日も小屋の前で、うちわをパタパタ。薪の煙をくゆらせています。陽光がとても気持ちがいいです。
【最近の気温】
今日の気温は、朝11℃、日中22℃でした。
山は涼しく、朝方寒く感じる方も多いようです。夏ではありますが、防寒のご用意もお願いします。
あおと
]]>メンバーは、
今年で小屋番歴65年!82歳の細田倖市オーナー、
常駐スタッフの4人(トミちゃん、ふみさん、伊藤くん、あおと)、
週末ごとに来てくださる千葉さん、
岐阜からGWスタッフの熊崎くん、
仕事の変わり目に駆けつけてくれた熊川くん、
の計8人でお出迎えをさせていただきました。
「これだけいい天気に恵まれる7月三連休も珍しい」というくらいお天気に恵まれ、たくさんの方々にお越しいただきました。ありがとうございました。
以下、三連休の稜線風景です。
7月19日(日)早朝
雲は多かったですが、朝の光がやさしく、
雲海がきれいな朝でした。
賽の河原のお地蔵さん
地蔵岳のオベリスク
7月20日(月)早朝
赤抜沢ノ頭よりシルエットのオベリスク
ビーナスベルトがきれいですね。
モルゲンロートの北岳バットレス
最後に鳳凰三山Tシャツを来て朝日を眺めているのは…
2015年のイケメンスタッフ有馬くんのご一行でした。彼は今は山を下り、街で働きながら自然が好きな人を山に誘(いざな)っています。
お仲間の皆様もたくさんのお土産をありがとうございました。来月の北岳も晴れるといいですね。
今週末も皆様のお越しをお待ちしております。
あおと
]]>昨夜は満天の星空で天の川が綺麗でした。今朝は無風快晴の素晴らしい登山日和です。雲海が綺麗なので気温が上がるとガスって来るでしょうが、その外は雲一つなく青空のみです。
小鳥たちの囀りも今日は一段と賑やかです。メボソムシクイ、ルリビタキ、ミソサザイ、等です。
細田倖市
タカネビランジ。南アルプスにしか咲かない花です。
北岳など多くの場所では、真っ白な花を咲かせますが、鳳凰三山では、
薬師岳〜観音岳方面は淡いピンク色。
地蔵岳方面では濃いピンク色の花を見ることができ、色の変化を楽しめます。
他にも、
ハクサンシャクナゲも稜線で咲き出しました。
しおれやすい花なので、いい状態の花に出会えると「今日は運がいいなぁ」と感じます。
ハクサンイチゲ
ありふれた高山植物ですが、鳳凰三山ではあまりたくさんは咲かない、ちょっと珍しい花です。
ツマトリソウ
赤抜沢ノ頭周辺でたくさん見られました。
コケモモ
小さな花と葉っぱがかわいらしいです。
タカネニガナ
稜線でたくさん見掛けます。
以上です。ぜひ白砂の稜線を彩る花々を眺めにいらっしゃってください。
写真…お泊まりのIkuさん
文…あおと
]]>ただいまより御年82歳となられる細田倖市オーナーが小屋へ向かいます。
御座石と燕頭山の中間地点です。
何度も休憩をとりながら、牛歩の歩みで高度を上げています。
休憩のとき、いつもオーナーが樹々のこと、動物のこと、いろいろな山の話を聞かせてくださいます。
とても貴重な時間です。
無事、旭岳まで登ってきました。
オーナーはいつもここで手を合わせます。
山への感謝。
素敵な光景です。
道中、登山道整備もやります💪
富士見岩まで登ってきました。
ここまで来れば鳳凰小屋はもう目の前。
今年も無事、戻って来ることができました。
オーナーお疲れさまでした!
写真…熊川
文章…Kさん
編集…あおと
]]>キバナノアツモリソウ
袋(唇弁)を持つ、とても不思議な形の花です。
袋の謎については、こちらのブログをどうぞ↓
ミヤマハンショウヅル
・花の形が、昔、火事の時に鳴らした半鐘(はんしょう)に似ている
・ツタ(ツル)状になっている
ので、この名前です。地味だけどいい花です。
クルマユリ
昨日から咲き始めました。この花が咲くと、夏の到来を感じます。名前の由来は、葉っぱが「車」輪のように放射状になっているからです。
タカネグンナイフウロ
こちらも夏の風物詩。うつむき加減の控えめな花です。写真が難しいです😂
カラマツソウ
鳳凰小屋の周りはミヤマカラマツではなく、カラマツソウが多いです。白い花が針葉樹のカラマツの葉っぱに似ているので、この名前です。
ウサギギク
この花が咲くと、細田倖市オーナーか「タカネ(ミヤマ)ヒマワリが咲いたぞ」と言ってスタッフをからかいます(笑)
名前の由来は、「葉っぱがウサギの耳に似ている」とのことですが、果たして…。
ヨツバシオガマ
花が鳥のようで、よく見るととてもきれいな花です。
ツマトリソウ
可憐な花です。よく見ると、うっすら薄紫の縁どり。大好きな花の1つです。
ムカゴトラノオ
個人的には、花が開く前のつぼみの状態の方が好きです。
コケモモ
小さな小さな薄いピンクの花をつけます。
稜線では鳳凰三山名物のタカネビランジが咲き始めたようです。確認取れ次第、ご案内させていただきます。
(あおと)
]]>この鳳凰小屋の魅力のひとつに、希少な花々が多く見られることがあげられます。
中でも代表的な初夏の花がキバナノアツモリソウです。
いま見頃を迎えていて、小屋の前ではたくさん見ることができます。
不思議な形に目を惹かれるこの花、食中植物のようにも見えますが、実際にはそうではありません。
いままでは「面白い形」とだけ感じていませんでしたが、この"見頃ブログ"を書くにあたってもう一歩踏み込んでみようと、ふと思い立ちました。
なぜ、このような形になったのか。つまり「アツモリ」の名の由来となったこの袋が、なぜ必要になったのか。
検索をかけてみると、ひとつのサイトに行き当たりました。「はなさんぽ」。開いてみると個人が運営しているとは思えない専門的な情報が綴られています。
読み進めると、面白い考察を見つけました。
曰く、花の袋は花粉を確実に虫に付着させるための器官であるというのです。
(画像はサイトより引用)
飛んできた虫はまず、蜜を求めて仮雄しべにとまります。しかし、そこは滑りやすい構造になっているため、自然と下に口を開けている袋に落ちます。
袋の中にも蜜はありません。仕方なく虫はそこから脱出を試みます。
出口はひとつ。袋の背中側の筒状構造をくぐりぬけ、生えている毛を頼りに這い上がるしかありません。
その出口にあるのが本当の雄しべです。虫は脱出するときにそれを背中に擦り付ける格好になるわけです。
(サイトより引用)
さらに、もしその虫がすでに他のキバナノアツモリソウを訪れていた場合、出口付近の柱頭に虫の背中の花粉が付着し、受粉が行われます。
なんと巧妙で、手の込んだ構造なのでしょう。造形に凝りすぎて、いささか実用性に欠けているようにも思えます。
実際、袋に落ちた虫が大きすぎて筒状の部分をくぐり抜けられずにもがいている姿を度々見ることができます。
しかし、この記事を読んでハッとさせられたのが、今までろくに観察していなかったという事実でした。
その形をぼんやりと見るだけで、細部の構造などまるで目に入っていなかったのです。
大まかな姿だけ捉えて満足してしまっていたのです。写真に収めるだけでわかった気になっていたのです。
僕はその形に抱いた小さな疑問に、はじめて向き合いました。
改めて見るその精巧な姿は、以前とは全く違って見えました。
キバナノアツモリソウは、極めて精彩な花です。
シャッターを切る前にまず、よくごらんになってください。
きっと、得られる気づきは、どんな写真よりも価値のあるものになります。
ささやかなことに対しても、子どものような好奇心を、いつまでも抱いていたいものです。
トミタ
引用元サイト
はなさんぽ キバナノアツモリソウ
]]>6月23日(金) 伯耆大山Tシャツの集い
歩荷を終えて小屋に着いたら、
「あれ!そのTシャツは⋯!」
とお互いに驚きました。
伯耆大山は私の地元の山で、思い入れもあるので、どうしても反応してしまいます(笑)それにしても、まさか鳳凰三山で伯耆大山Tシャツが3人うとは…。
山陽から遥々お越しいただき、ありがとうございました!今度地元に帰ったら、大山Tシャツの新色を買いに行ってみようと思います。
6月24日(土) 5年越しのご縁
本多さんご夫妻と。5年前に鳳凰小屋にお泊まりになったお兄さんから紹介されていらっしゃいました。
↑お兄さんの吉田秀二郎さんが登場するブログ記事はこちら。おヒゲの似合う素敵な方です。
先週末は忙しく、あまりゆっくりとお話する余裕が無かったことが心残りです。鳳凰小屋での時間と翌朝の鳳凰三山の展望を楽しんでいただけていたらいいなぁ。
本多さんは秀二郎お兄さんとはご一緒に登山されるのでしょうか。機会がございましたら何とぞよろしくお伝えください。訪ねて来てくださってありがとうございました☺️
6月28日(水) 鳳凰三山Tシャツ4人娘
お揃いの鳳凰三山Tシャツを買ってくださった仲良し4人娘さんです。
お仕事は皆さん助産師をされているそうで、熱心に(山の)布教活動をした結果、職場に10人も山仲間ができたそうです。(すごい…!)
仕事柄、いつも「山登り」を「お産」にたとえてしまうそうで、「ここの急登はまだ陣痛の段階」とか「登頂は出産!」と思いながら登っているとのことでした。
荷物の重さも、「胎盤が約500gだから、このインナーシーツ400gは…。思ったより重くない!」という感じ。
いつも命を掬い上げる大切なお仕事、お疲れ様です。
お姉さんのお一人は、3度目の鳳凰三山でまだ一度も北岳を見たことが無いと仰っていましたが、翌朝はリベンジ成りましたでしょうか。
機会がありましたら、報告がてらお仲間さんと談話室のランプの灯を眺めにいらっしゃってください。
(あおと)
本日、キバナノアツモリソウが咲きました。
アツモリソウ(敦盛草)の仲間は、袋状の花(唇弁)を持つ不思議な植物です。
その袋が、源平の合戦に出て来る平敦盛が装着していた母衣(ほろ。=弓矢避けの装備)に似ているとされて、この名前が付きました。
本家「アツモリソウ」はピンク色で大きな袋を持っていますが、鳳凰小屋に咲くのは、小振りなサイズの「キバナ(黄花)」です。
キバナノアツモリソウは、登山道では今はほとんど目にすることが無くなった、とても珍しい花です。まだ当分空梅雨(からつゆ)も続くようです。ぜひ機会を見つけて足をお運びください。
見頃は今から約ひと月ほどになります。
(あおと)
]]>・コースタイムは40〜50分です。
車道を歩くと1時間20分ほどかかるので、けっこうお得です。
・ピンクテープが目印につけてあるので、それを追いつつ歩いてください。けもの道に引き込まれないようにしてください。
・青木鉱泉側の入口が少し分かりにくいので、写真をのせます。
青木鉱泉より少し下のバス停(のある駐車場)の近くに入口があります。
この看板の部分以降は、
ピンクテープを追いかけてながら歩いてください。
(目のいい方は、林業用のテープが遠くに見えることもあります。要注意です)
・登山地図で破線ルートになっていることがありますが、多くの方が通行しているルートです。
毎年この時期に整備にしていますし、それほど心配なく通行して頂けると思います。
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※以下、6月21日(水)の整備報告です。
昨日6/21に「青木鉱泉〜御座石鉱泉」間の登山道を整備してきました。
この部分は、毎年、夏季営業が始まる前に整備を行っているのですが、今年はまだ出来ていませんでした。
雨予報でご宿泊のお客様がキャンセルになってしまったので、その隙をつき急きょ下山。青木鉱泉にやって来ました。
この区間の登山道の整備は、毎年けっこう苦労します。
登山道がふさがれていたので、
はっきり分かるようにしておきました。(振り返って見た同じ場所です)
この辺りは視界良好⋯と油断をしていたら、
ここからが本番でした😂
昨年、林業の方が木を全て切り倒してしまったので、陽当たりがよくなり、植物が生い茂りやすくなってしまったようです。
最初は手で引っこ抜いていたのですが、手に負えないので、ひとり作戦会議!
プラン? ルートを変更して、横にある尾根道に登山道を新しく作る。
プラン? 御座石鉱泉に鎌を借りに行って、ひたすら刈るべし。
はじめは?でやろうと、尾根道を登ってみましたが、荷物が無い状態でもめちゃくちゃキツい!
「ここをお客さんに歩かせるわけにはいかん」と思い直して、作戦?に変更。御座石鉱泉に向かいました。
青木鉱泉側・御座石鉱泉側ともに急登ですが、登り切ると白樺林の平らな台地が広がっています。この部分はとても気持ちがいいです。マーキングもたくさんしておきました。
あ!エゾハルゼミの抜け殻。
今年はまだ鳴いていないので、去年のもののようですね。
御座石鉱泉に到着すると、看板犬の「シロちゃん」が、おで迎え。
このシロちゃん(♀)、登山者に対して吠えると評判ですが、登山者が来たことを知らせるために吠えているので、怖がらせるのは本意ではありません。本当は臆病でとてもやさしいワンちゃんです。
(※ちなみにおやつを与えると鳴きやみます(笑))
鎌を借りて出発しようとしたところ、御座石鉱泉の宮子ばあちゃん(85歳)曰く、上の写真のシロが「何かを考えているみたいだ。ソクラテスのようだ。」(!?)という話になり、御座石鉱泉で1時間ほどソクラテスについての講義を受けた後、再び作業に戻りました。
御座石鉱泉側の急斜面にロープを設置。
青木鉱泉側に戻り、第2ラウンド開始です。
やってやりました✌️
ここも、
登山道がはっきり分かるようにはできたと思います。
鎌も使いましたが、多年草はまた生えてくるので、できるだけ引っこ抜いておきました。
(後で細田倖市オーナーに整備報告したところ、「この植物の汁がつくと、手がカブれるだろ」とのこと。自分は素手で引っこ抜いていました。たまたまカブれなくて運が良かったです😅)
というわけで、
↑Before
↓After
結局、約4時間かかって車に帰る頃には真っ暗でしたが、充実した整備ができました。
以上です。
長文お付き合いいただき、ありがとうございます。機会がありましたら、ぜひ歩いてみてください。
(あおと)
]]>今週末はコロナ明けの通常営業一日目でした。
コロナ期間中の人数制限もあって、3年ぶりに完全な満員状態となった昨日、みなさん梅雨の間の貴重な晴れ間を楽しまれたことと思います。
本来ならば、お客さんで賑わう小屋の様子を写真に収めておきたいところなのですが、ひさびさの大勢のお客さんを相手に余裕ができず、すっかり忘れていました。残念!
綺麗な山頂の写真は週末スタッフのクマザキくんの提供。朝早く出かけた彼は、日の出に合わせて暗いうちに出たようです。
今は日の出が4:30頃。地蔵岳なら日の出の1時間前、観音岳は1時間半前に小屋を出発すると、山頂で見ることができます。
街では考えられない早起き。山の常識は街の非常識ということでしょうか。
今週末はスタッフ7人体制で対応させていただきました。
チーフのアオトさん、週末スタッフのイトウさんとクマザキくん、さっちゃん。
超常連のチバさんは満天の星空の下、自前の望遠鏡で天体ショーを開催されていました。
そして清らかな小池さん。なにかいいことがあったらしい、ですよ。
最後に僕、トミタはひさびさの入山です。これから8月までスタッフとしてお世話になります。
しばらく週末はどうやら予約がたくさん入っているようです。楽しみに来られる方に応えられるよう、がんばりたいと思います。
トミタ
]]>山形にいる鳳凰小屋スタッフふみさんから、さくらんぼが届きました。
細田倖市オーナーも「これだけのさくらんぼは見たことがない。宝石のようだ。」と喜んでいました。見事なさくらんぼをありがとうございます。
ふみさんは、今年も7月中旬から鳳凰小屋に来る予定です。今年もよろしくお願いします。
(あおと)
]]>梅雨の合間の強い日差しでした。7月の荷揚げの準備をして、午後からは山椒の実を収穫しました。実を綺麗にしてやっと整理が今終わったところです。明日は保存作業をします。何を作りましょうか
チーフは慣れない作業で大変だったことでしょう、お疲れ様でした。細田倖市
?御座石鉱泉〜鳳凰小屋
・カモメラン
まず皆様に見ていただきたいのがこのカモメラン。
小さく可愛らしい花です。白地にピンク色の斑点が特徴です。
・ギンリョウソウ
梅雨に入り、ギンリョウソウが顔を出しました。光合成をしない植物です。
・マイヅルソウ
「マイヅル(舞鶴)」の名前は白い花ではなく、鶴が羽を広げて舞うような葉っぱの様子からこの名前が付いたそうです。
・ツバメオモト
花は白いですが、ツバメの頭のような青い実を付けます。
・イワセントウソウ
小指の爪の先ほどの小さな花をつけます。あまりに小さいので、見つけるとちょっぴりうれしい気分になります。
・コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミです。
・コヨウラクツツジ
極小のリンゴ🍎のような、赤くて丸い花をつけます。
・コイワカガミ
日本海側に咲くのはイワカガミ、太平洋側に咲くのはコイワカガミになります。葉っぱがテカテカと鏡のようなので、この名前です。いつもイソギンチャクみたいだと思いながら愛でています。
・ハリブキ
葉っぱにトゲトゲがついています。花ではないのですが、お客様から「これは何?」とよく聞かれます。
?ドンドコ沢コース〜鳳凰小屋
・クモイコザクラ(雲居小桜)
花の少ないドンドコ沢コースで見るべき花と言えば、こちらのクモイコザクラです。
今年も鳳凰小屋近くの岩場にたくさん咲きました。そろそろ終わりかけかな。
?鳳凰小屋周辺
・サンカヨウ
数日前に咲きました。数年前まで鹿の食害によって数を減らしていましたが、鹿柵の設置によって数が増えて来ました。(環境省・韮崎市・白鳳会の皆様のご助力のおかげです。ありがとうございます。)
昨日は雨上がりに少し透明になっていました。雨の日がちょっぴり楽しみになる花です。
・ミヤマキンポウゲ
初夏を告げる花。かわいらしいです。
・キバナノコマノツメ
以前この花をもじって、アオトノアシノツメというブログ記事を書かれたことがあります。しょうもないので、探して読んだりしないようお願いします(笑)
?稜線
・キバナシャクナゲ
日本で最も高いところに咲くシャクナゲです。今ちょうど鳳凰三山の稜線で見頃です。
しおれたり、汚れたりしやすく、いい状態で見ることが難しい花です。もう少し時期が進むと、夏の風物詩ハクサンシャクナゲも咲き出します。
以上です。
花々は半月ほど前から咲いていたのですが、ゆっくりブログを書く時間がなかなか取れず、ご報告が遅くなりました。
来週末からは週末営業から通常営業に切り替わり、執筆者も増えるので、少しずつブログに力を込めて行きたいと思います。
写真⋯Kさん、H.Tsunoda、市川さん、あおと
文⋯あおと
]]>鳳凰小屋は、来週の6月16日(金)から秋まで毎日営業いたします。
※元々6月17日(土)〜の予定でしたが、お天気が良さそうなので、1日早めました。6月17日(土)はすでにたくさんのご予約をいただいております。ご予定を1日前にずらせる方はこの機会にご利用ください。
鳳凰小屋
]]>去る5月27日(土)。地元韮崎市の山岳会「白鳳会」の皆様が設立100周年記念登山で鳳凰小屋にお越しでした。
白鳳会は山梨県内で最も長い歴史を持つ山岳会です。鳳凰三山や深田久弥さんが亡くなられた茅ヶ岳(かやがたけ)など、韮崎市の山々の登山道を整備し、魅力をPRすることを会の基本方針に活躍して来られました。
この日は約20kgのお地蔵さん2体を、交代して担ぎながら、地蔵岳の賽の河原を目指しました。
日蓮宗の齋藤大乗上人による奉納前の読経。
2体の立派なお地蔵さんが奉納されました。
賽の河原のお地蔵さんは、霊験顕(あらた)かな「子授け地蔵」として今も信仰を受けています。
子宝を得たいという願いで賽の河原から担ぎ下ろされる方や、お子さんが産まれたお礼に2体にして奉納される方が、毎年いらっしゃいます。
白鳳会の皆様、100周年記念おめでとうございます。100年の節目にお越しいただきありがとうございました。
今後も鳳凰三山はじめ、韮崎市の山々を盛り上げて行きましょう!
(あおと)
]]>昨夜の豪雨が明け、今日は朝8時頃からきれいに晴れました☀️
幸い、登山道に豪雨の大きな影響は見られず、
・ドンドコ沢コース
・燕頭山コース
とも、問題なく通行可能です。
(あおと)
]]>週末営業の期間中ですが、来週は平日も営業いたします。
鳳凰小屋へのご宿泊をご検討の方は、
鳳凰小屋連絡所 0551-27-2466(8〜19時)
までお電話ください。
(※テント泊の方はご予約不要です。)
【今後の営業日程】
・6月3日(土)〜10日(土)…毎日営業
・6月11日(日)〜16日(金)…お休みいただきます
・6月17日(土)〜11月4日(土)…毎日営業
以上、鳳凰小屋
]]>一昨日5月24日(水)の朝、鳳凰三山の稜線で樹氷が見られました。
近年の鳳凰三山では一番遅い積雪と樹氷の記録になると思います。
(細田倖市オーナーによると、昔は6月に入っても雪が降ることがあったそうです。)
積雪は1cm程度で半日経たずに消えてしまいましたが、新緑の山々に樹氷の取り合わせは珍しく、心奪われる景色だったようです。
これが今春最後の積雪になりそうですね。次の雪景色はまた10月以降に。
撮影…田口さん
文…あおと
]]>【鳳凰小屋〜観音岳分岐の近道】だけ、登山道の半分程度に雪が残っており、注意が必要です。
下りは軽アイゼンなどの装備があった方がいいです。登りは装備がなくても大丈夫な方が多いようです。
写真は先日、ドンドコ沢から見た地蔵岳です。
(あおと)
]]>(5月21日(日)小林亮太さん撮影)
先週末は土曜こそ予報はずれの小雨でしたが、日曜はお天気に恵まれ、雨上がりの素晴らしい雲海の景色が広がりました。
雨の中お越しいただいただけに、よい景色を見ていただけてよかったです。
先週末のスタッフ紹介です。
「雨男」と「晴れ男」の両属性を持つなべちゃん(※土曜の雨も日曜の晴れも、彼のせいです笑)とすてきな写真を撮ってくださった小林亮太さん。
沖縄から鳳凰小屋の水質調査に来たOBのなべさん&梅川先生。
週末ヘルプの千葉さん、Kさん、さっちゃんは忙しくて、写真を撮る暇もなく帰ってしまいました。
来週もお天気良くなりそうですね☀
(鳳凰小屋おすすめの天気予報mountain forecastより。英語ですが、なかなか参考になります。https://www.mountain-forecast.com/peaks/Mount-Hoo/forecasts/2840)
今週末も皆様のお越しをお待ちしております。
(あおと)
]]>この週末に、白鳳会(今年100周年を迎える地元韮崎市の山岳会)と韮崎市役所産業観光課の皆様に、鹿避けの防護柵を設置していただきました。
南アルプスでは年々ニホンジカの食害がひどくなっていて、防護柵を設置しないとニホンジカが貴重な高山植物を食べ尽くしてしまう状況です。
人目の届くの山小屋の前で、何とか貴重な高山植物を守っている状況です。
今年は雪が少なくニホンジカの動き出しも早かったため、雪解け直後に防護柵を設置してくださって大変ありがたかったです。
ここはキバナノアツモリソウなど貴重な植物を守っています。
こちら二箇所は、ヤナギランが咲き誇っていたのですが、一度食べ尽くされてしまいました。ヤナギラン畑の復活を目指しています。
ニホンジカはかなり知性が高く、「ここから先は入れない」「ここに来ても何も食べられない」と一度学ぶと、近寄って来なくなります。
逆に一度味を覚えると、「ここは楽にうまい飯が食える」とばかりに、白昼堂々、スタッフが見ている目の前であっで高山植物をむしゃむしゃと食べるようになります。
とにかく早めに防護柵を設置して、ニホンジカに「山小屋に近寄らない習慣を植え付ける」ことが大事だと思っています。
鳳凰小屋スタッフによる設置作業風景(5月6日)
白鳳会の皆様、韮崎市役所産業観光課の皆様、どうもありがとうございました。
今後も気を抜かず、夏に鳳凰小屋前の花々を皆様に楽しんでいただけるよう、努めたいと思います。
(あおと)
]]>週末営業期間中の鳳凰小屋ですが、今週はご予約がありましたので、平日も営業いたします。
ご宿泊をご検討中の方は、
鳳凰小屋連絡所 0551-27-2466
までお電話ください。
写真は今朝の富士山です。
(あおと)
]]>小武川林道や御座石鉱泉付近では今、ハクウンボクの花が綺麗です。高木ですがたまに低い木もあり、木を覆うように純白の花が咲いているのに出会うと気品があり美しさに見とれてしまいます。また地面一面花が散り覆い隠すまでに散り敷き積めた様も何なんだとの驚き見とれるのも風情があります。機会があればハクウンボクの花を愛でて見て下さい。
細田倖市
]]>昨日の雨が上がり、暑い夏空になりました。小屋の助っ人達も朝早くに御座石鉱泉から登りました。登山道沿いにサラサドウダンが咲き始め涼を感じさせてくれます。 細田倖市
]]>昨夜の雨が雪に変わり、南アルプスの稜線はほんのり雪化粧しました❄
賽の河原のお地蔵さんたちと甲斐駒ヶ岳
地蔵岳と樹氷
いつもの鳳凰小屋前より地蔵岳方面
雪は鳳凰小屋(約2,400m)〜稜線にかけて、数センチ積もっただけです。登山道の心配はありません。
なお、登山道の積雪状況は、
例年なら雪がまだまだたくさん残っている箇所も、地面が現れてほとんど雪を踏まずに歩けるようになりました。驚くべき雪の少なさです。例年の6月2週目くらいの感じではないかと思います。
装備は、お守りにチェーンスパイクや軽アイゼンを携行するのがいいと思います。
⚠️注意⚠️
鳳凰小屋〜観音岳分岐をつなぐ近道は、日陰の北斜面で、ここだけ雪が多く残り、凍っている箇所もあります。特に下りで通る方は軽アイゼン以上の装備があった方がよいです。ご注意ください。
(最初の稜線の写真2枚は、お泊まりの西村さんよりご提供いただきました。ありがとうございました。雨でもうダメかと思ったら、樹氷まで現れてむしろ絶好のタイミングになりましたね。お仕事お疲れ出されませんように。またのお越しをお待ちしてます。)
あおと
]]>今日は午後からあいにくの雨☔気温は日中5℃だったのが夜には3℃まで下がって、雨がみぞれに変わりました。
山好きの皆様もGW後のひと休みですね。また来週以降のお天気に期待したいものです🗻
山はまだまだ寒いですから、しっかりした防寒具をお持ちください。
今日は鳳凰小屋に登って来る途中、2羽のコガラに出会いました(スマホにて撮影)。
普通、野鳥はスマホで写真を撮れる距離にはめったに近づけないのですが、ささやかな追いかけっこをしながら、1分ばかり間近で様子を見させてもらいました。
地面をチョンチョンつついていたのはエサ探しか、はたまた巣作りの材料探しか(両方?)。きっと若いコガラだから人間への警戒心が弱かったのでしょう。
雨の日でもこういう出会いがあると、心がほっこりします。
あおと
]]>自宅近くの林縁に咲いていました。気品がある花です。大木なので花もおおきく大好きな花を今日もみることができて幸せでした。
細田倖市
]]>先日のGWは暑くて、コーラやビールがたくさん出てしまったので、今回はその補充が目的です。
鳳凰小屋のヘリコプター荷上げは年2回だけなので、それ以外の期間はスタッフが荷物を担ぎ上げています。
波さんは、荷物が重すぎて、スプーンが弁当箱にめり込んでしまいました😅
(中身は、鮭チャーハンです。)
私は新調したモンベルの背負子(しょいこ)を背負い初め。肩が痛くなかったのは初めてかも。なかなか快適でした。
登山道は、
標高1,300〜1,500mあたりの新緑がとてもきれいです。
氷柱。山はまだ氷点下になります。
雪は鳳凰小屋の30〜40分ほど手前から出てきます。
特に注意が必要な箇所は、【観音岳〜鳳凰小屋の間の近道】です。ここは雪がまだ多く残っています。日中(の下り)は踏み抜くので、ここを通過するには軽アイゼンがあった方がいいです。
水場は使えるようにしておきました。
水が止まっている場合は、水場の脇から奥に1分ほど行くと沢があり、白いパイプから湧き水が出ているので、それを使ってください。
なお本日、鳳凰小屋前の2ヶ所あるベンチの片方に、防腐剤を塗りました。座るとお尻が真っ黒になります。ロープの中に立ち入らないよう、ご注意ください⚠️
あおと
]]>昨日、GW営業を終えて、スタッフ一同下山しました。
今年のGWは、土日の天気こそよくありませんでしたが、平日祝日は毎日快晴が続き、展望に恵まれました☀
↑地蔵岳
↑北岳バットレス
↑地蔵岳と八ヶ岳
↑甲斐駒ヶ岳とアサヨ峰
↑薬師岳の先に富士山
↑富士見岩からの富士山
雲海の美しい日も多かったです。
そして、極めつけは、やはり「幻日」でしょうか。
5月3日の早朝。
「おひさまのコンパスみたい」と仰っている方がありました。とても素敵な表現ですね。
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今後の鳳凰小屋の営業は、
5月13日(土)〜6月12日(日) : 週末中心の営業
6月17日(土)〜11月5日(日) : 毎日営業
となります。
鳳凰三山は季節によって表情を変えていきます。今回お越しいただいた方も、お越しになれなかった方も、また足をお運びいただけますとスタッフ一同何よりうれしく思います。今シーズンも鳳凰小屋をよろしくお願いいたします。
写真⋯GWスタッフ一同(Kさん、ひろ、クマ)
文⋯あおと
]]>朴の花です、芳香が離れていても香ります。大輪で美しい花です。小武川林道でも咲き始めるました。これから6月ころまで咲き上がり標高1500メートルの登山道辺りまで見られます。材は高下駄の歯や版板などに使われました。細田倖市
]]>(きれいに北岳が見えていました。)
高嶺は鳳凰スタッフOBの佐藤さんの愛する山でした。「高嶺の手前で鳳凰の花崗岩(かこうがん)から岩の質が変わるんだよ。」と素敵な声で仰っていたのを今も懐かしく思い出します。
今年と来年は、鳳凰小屋にとって大きな節目の年になりそうです。
佐藤さんはじめ多くの先輩方がつないで来てくださったバトンを、ぼくたちもいい形で次代につないで行けるよう、体調管理に気をつけながら今シーズンに臨みたいと思います。
高嶺から帰って来た千葉さんと一緒にお茶タイム。佐藤さんのお供え物を一緒に頂きました。
あおと
]]>GW鳳凰小屋でお手伝いさせて貰ってます。ひとまず初日の歩荷が不安でしたが、なんとか缶コーラ1箱を小屋に届ける事ができてよかったと思っています。
元々写真が好きで、景色が目的で登山を始めて今に至ります。稜線のモルゲンロート、アーベントロートが大好きで北穂から見たキレットのモルゲンがとても心に残ってます。
山に登らない日はだいたいドライブかツーリング。一昨年のGWは当時の住居である名古屋から四国までカルストとしまなみ海道を目的にツーリングに行きました。雨に降られましたが…。
(ちなみに去年のGWは残雪の美しい蝶ヶ岳と常念岳を周回しました!)
明日は初めて観音岳に登ります。稜線の絶景が楽しみです。
クマ
]]>鳳凰小屋GWスタッフと、OBの藤枝さん率いる登山サークル「好山病」の皆様です。
今年のGWは土日以外は連日の快晴が続き、多くの方に足をお運びいただいております。ありがとうございます。
あおと
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